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きさらぎの望月のころ

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『願わくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ』
平安末の歌人西行の有名な歌です。
この歌を覚えたのは大好きだった漫画「はいからさんが通る」のたしか番外編です。
そのシーンの美しさと歌の美しさがとても印象的で記憶に残ってしまっています。

考えると、私って、漫画から得たものが多いです。
漫画は私にとっての「バイブル」?(笑)

日曜日におとうさんと出かけている時に、桜の花や、レンギョウの花を眺めながら、ふとこの歌を思い出しました。

でも「花の下にて春死なん」なのに「きさらぎ(2月)」???
旧暦では今頃が「きさらぎ」なのかなぁ・・・なんておとうさんに話していたのですが、今朝の朝日新聞の天声人語でまさにそのことが書いてあるではありませんか!

記事によると「きさらぎの望月(満月)のころ」とは、旧暦ではまさに今のころなのだそうです。

今日は陰暦の2月15日で西行の「忌日」。
なんと西行は願い通りの死を迎えたのだそうです。

こんな日は、いにしえに思いを馳せて、桜を眺めるのも一興かも・・・です(^^)

余談ですが、この歌は、西行が桜の花の下で死にたいと詠ったのではなく、釈迦入滅の日のころに死にたいという歌だそうです。
けれど、桜の花の下で死にたいと解釈したほうが、ロマンチックですよね(^_-)-☆
Commented by てるみ at 2010-03-30 15:07 x
こんにちは。西行の歌、素敵ですねぇ…。

「はいからさんが通る」は、私も好きでした。
高一の時、三年生だった吹奏楽部の先輩が、気前よく、単行本を全巻貸してくださって、あっという間に読んだのを思い出しました。

来週には、こちらの桜も見ごろになるかな?
Commented by kappouyamaki at 2010-03-31 12:44
てるみちゃん、こんにちは。
てるみちゃんも、「はいからさんが通る」好きでしたか(^^)
ちなみに私は、伊集院少尉よりも、黒い狼こと鬼島軍曹のファンでした♡

桜の見ごろはあっという間に終わってしまうものね、お見逃しなく(^^)
by kappouyamaki | 2010-03-30 13:02 | つれづれ | Comments(2)

三重県津市でおとうさん(夫)と「割烹やまき」やってます。お店のこと家族のことなどお話しさせてくださいな。


by kappouyamaki